鑑定士からスペインで日本語教師になるまで。
鑑定士から日本語教師になった話
こんにちは!
現在はスペインで日本語教師をして生活していますが、もともと日本語教師になりたかったわけでもなく、先生になりたかったわけでもない。
むしろ、先生になんか絶対になりたくない!!と思うような人間でした。
学生の頃は先生は忍耐力があるド真面目な人がなる職業だと思っていたので、正反対の私は今の状況が考えられないぐらい真逆のものでした。
そんな私がスペインで日本語教師になるまでを書いてみました。
自分語りなので、暇な時間つぶし程度に読んでください。
まず初めに
現在スペインで日本語教師をしていますが、
教師と言っても誰でもなれる塾講師のような感じです。
免許もいらない、資格もいらない。ザ・実力。の職業
大学とかで免許を持って教えているわけではないので、ザ・不安定。
ざっくりいうと、
語学学校という一般企業で、社員として働いているという感じです。
という事を前提として書いていきます。
なぜ、これを書いたかというと
日本語教師は海外で誰でもなれるから。
叩かれそうな表現ですが、ここは後述します。
日本での前職
スペインに来る前に、私は鑑定士の仕事をしていました。
鑑定士って何??ってところですが、
要はブランド品の鑑定をしていました。
特に免許とか資格とかはないので、決まった呼び名はないので
(宝石業界・古物商などの法律ではある)
ブランド品のバイヤー・ブランド鑑定士・鑑定士etc
いろんな名前があります。
私の場合、ルイヴィトン・時計はもちろんのこと、雑貨関係(ギター・置物)なども取り扱っていたので、総称して鑑定士と呼んでいました。
よくテレビで見るなんでも鑑定団のあのおじいたちの仕事ですね。
ブランド鑑定ってどんな仕事?
なかなかそういう業界で働いている人に出会うことがないと思うので、どういう仕事か説明すると
お客さんが持ってきた物を安く買い取って、他の客に高く売る
市場に流す・七預かり・質流れ処理などありますが、基本これだけです。
ザ・資本主義って感じです笑
これを毎日繰り返す日々を送っていました。
毎日毎日商品は違えど、毎日同じ作業
マニュアル?流れを覚えてしまえば誰にでもできる作業(真贋能力は必要ですが)
替えなんていくらでもいるし、この仕事誰でもできるよな・・・
と毎日もやもやとした生活を送っていました。
そんな中
これからこの仕事続けるかどーしよーという機会があり、
だったら学歴もない実力もない、人に誇れるものもない
そんな中で転職しても先が見えているわ。
そうだ、実力を作りに行こう。
と漠然とした考えで仕事を辞めスペインへきました。
まぁ正直何の目的も、これと言って資格など一つに特化したものもなく
あるのは自分のお気楽な性格と根拠のない自信だけ。あと無駄に良い運。
スペイン生活の開始
スペイン語の知識はちょっとした単語知ってるレベルで(野菜の名前とか)
ほぼ皆無なわけでとりあえず、必死に勉強開始(5年前サラマンカへ短期留学したけど、遊学してたので一切勉強していない・・・恥ずかしい。)
その5年前のクズな経験があったからこそ、自分を追い込んで勉強ができたのかと今になって思います。
UAMというマドリッド自治大学の外国人コースで勉強をスタート。
1年のコースで毎日朝から授業。
Universidad Autónoma de Madrid
そんな感じで、勉強を続け約7か月。
ビザは1年の長期にしてあったので、延長することもできるし、帰ることもできる。
そんな決断の時期が迫っているあいだ、ずっと悩みました。
悩んだ結果
このまま帰れば、ちょっとスペイン語話せる程度の意識高い系じゃん・・・
帰って仕事は??結局帰っても一緒じゃん。
うーん
でも、勉強したくない・・・W
勉強したいけど、勉強したくない!
矛盾も甚だしいですが、当時の自分は社畜のように働いていた日本での生活から一変、スペインでのスローペース且学生という身分・勉強することだけが生きがいみたいな生活に耐えられなくて、
働きたい働きたい働きたい
と社畜精神が目を覚ましかけていました。
というのも、留学というものは
収入はもちろんないため、いわば留学は
勉強しながら毎日お金を浪費していくだけの生活
と言っても過言ではないと思います。
結構この収入のない残高を気にしながらただ、お金を浪費する毎日はストレスを感じるもので。勉強や帰国後だけでなく、お金の不安までさせられてしまうのです。
うーん・・・でも、勉強はしたくないけど、なんとかならんもんかね・・・
先生に打ち明けたら
社畜の君にいい提案があるよ!!
と、提案されたのが
インターンシップ!!
そうここスペインでは学生がインターンシップを一般企業ですることが一般的なのです。
ただインターンシップと言っても、
スペインでは、学生をタダでこき使い、インターン期限が切れたらポイして他の新しい学生をこき使い始めるという
無給インターンシップです。
もちろんなかには有休もありますが、それほど多くない。
さらに、大した能力・十分にスペイン語を話せるわけでもないので、私は論外でした。
会社でビジネスもスペイン語ビジネス用語も勉強できるなら、最高や!!
と飛びつき、先生のコネでインターンシップ斡旋業者を通して、すぐにインターンを開始しました。
待ち受けているのは、現実・・・。
そう、いかに自分が無能であるか
長くなってしまったので、次記事に続く