スペイン日本語教師の闇/スペイン・仕事の見つけ方
こんにちは
前回に引き続き、スペインでの仕事についてです。
次はビザ問題。
求人を見つけた!!となったとしても、次にぶち当たるのが、VISA問題。
日本人はスペインで週20時間のアルバイトが許可されており、学生の身分でも働くことが出来ます。
しかし!!
日本人をアルバイトとして雇うにあたって、雇用主が労働許可を申請する必要があります。
申請にあたって、簡単に取得できるものではなく、時間と費用がかかります。
そのため、多くの日本人の友人が面接後にやっぱり無理です。と雇用主に言われ、内定取り消しになる光景を何度も見ました。
また、以前紹介したサイトのエスハポン広場の求人の多くが、労働許可を持っている方のみ。という記載が多く見られます。
そこで、本題のタイトルにある
『日本人教師の闇』
私の勤務先の社長はVISAに関してしっかりしており、労働ビザ問題は大丈夫なんですが、
多くの語学学校・日本料理レストランの場合、労働VISAなし・契約なし・現金手渡しで働かないか?と持ち掛けられることが多いです。スペイン語でNegroネグロと言います。
実際これを書いていいのか迷いましたが、
日本語教師の多くがネグロ(労働VISA無し・契約なし・現金手渡し)で働いています。
私も今の学校で働く前に他の学校で面接した際に、面接で普通に
違法にネグロで働いてくれないか?
と持ち掛けられました。
それほど、簡単に言っていいの??ってぐらい気軽に誘われましたw
そして、さらに言えば、スペインでは3年間滞在すると労働ビザが取得できます。
その三年間ずっと学生として生活しながら、
学生ビザを延長し、延長を繰り返し3年経ったら労働ビザに切り替えるという流れ。
では、語学学校やら大学に3年間行かなければならないのか??
答えはイエスでありノーであります。
というのも、学生ビザを延長するには
長期ビザであること。
口座にお金がしっかりと入っていること。
それと更新前にいた学校の成績
この三つが必要書類の中で大切になってきます。
前二つは何とかなるとして、要になるのが、学校の成績。
ネグロでこっそりと働く大学生であれば、長期スパンで学校にいるので成績は何とかなりますが、
語学学校に通っている人が更新する場合、
学校の成績をもらうために語学学校に行き続けなければならなく、学校が終了したら、次の学校を探し、成績をもらうために学校に行きながら、こっそり働かなければならない。
働いているのに、お金を更新ごとに払い続けなければならない
と
合法的にスペインに滞在するために学生としてのVISAを取得するための成績をもらい続けなければならない
という地獄です。
私も違法とか考えられない・・・
という考えでしたが、ここスペインでは違法がびっくりするほど堂々とまかり通っており、黒人は平気で偽物のブランド品(私の前職・鑑定士)を道端のど真ん中で売っているわ、違法ダウンロードは違法だと思われていないし・・・etc
違法って何だろう・・・って感じです。
そして、上に挙げた日本語教師のようにネグロで働く人がスペインには多くいるのも事実です。
まさかの学校に行かなくても多少のお金を払えば成績を出してくれる語学学校も存在するのも事実なのです。
明らかにブラックに近いw
ただ事実、多くの人がこういった語学学校にVISAの手続きのために入学しています。
知り合う日本人のほとんどが同じような学校の名前を口をそろえて言うので、スペインで働くためには一つの手段のような印象です。
日本人だけでなく、外国人労働者はこういった形で働いている人が多く。
スペインではそれが普通だよ!っていう認識です。
というのは数年前の話。
ここ最近に、バルセロナで同じような通訳者が逮捕され、同じような滞在者の間で、話題になっています。
今までは捕まらなかったのに、え??という感じで、ざわついているようです。
なので、他の学校の日本語教師をしている方に、ばれたらどうするんですか??と質問したとろ
警察が来たら、教えてないふりしてその場をしのぐ。
でした(笑)
というか、警察なんて来ないから大丈夫。
との回答。
実際よほどのことがなければ、ばれることもないので、
大丈夫な気もしますが、もし万が一泥棒や火事などで、警察が来ることがあったら、即逮捕ですね・・・
働くのに危ない橋を渡るのか、そこは各自自己責任。
これからスペインで働きたいという方どうだったでしょうか。
違法と分かりながら働くか、頑張って帰国覚悟でVISA出してくれる会社を探すか。
スペインでの日本人教師の闇について触れてみました。
終わり。