とりあえずスペインで日記

海外生活・スペイン語勉強・海外のあれこれを気長に書いていくブログです。

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情熱の国スペイン・灼熱の地域アンダルシア・コルドバ

こんにちは(@pawnspanish)

 

週末を利用して南スペインのアンダルシア地域コルドバという町に行ってきました。

 

突然ですが、

スペインって聞いて最初に何を想像しますか??

 

 

オレ!!(フラメンコ)??

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闘牛??

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オリーブ??

 

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実は上記で上げた3つすべてが南スペインから有名になったものなんですよね!

 

もちろんサッカー・パエリアなどは他の地域で有名なものになるので、スペインのイメージすべてが南部のものではないですが、大半が南発祥ということになるます。

世界で流通されているオリーブの3分の1はアンダルシアで生産されたものですし、フラメンコも闘牛もアンダルシア地方で世界的に有名な芸能であり文化です。

 

また日本でも織田裕二さん主演の映画 『アンダルシア 女神の報酬』でも舞台になった場所でもあります。

 

そんなスペインを代表するアンダルシア地域のCordobaという町に週末を利用して行ってきました。

 

それではどうぞ♪

 

Cordobaとはどういう町

 

人口 328,841人(2014年)

面積 1,255.24 km²

南スペイン・アンダルシア州の中に位置します。

 

めちゃくちゃ暑いです。ここ(笑)

私は7月の頭に訪れたんですが、気温が42℃・・・

死ぬかと思いましたw

 

ただ日本と違って湿度がそこまで高くはないので、カラッとした暑さです。

逆に冬の時期になると降水量はうんと高まるので雨の日が続くこともしばしば。

 

マドリッドからはおよそ290㎞で、電車で1時間40分・バスで5時間です。 

 

コルドバにはローマ時代の遺跡が多く残されていますので、観光スポットと人気が高い街でです。

 

177年イスラム教徒に支配されており10世紀に繁栄を遂げ、マドリッドの南の町トレドに並んで西方イスラム文化の中心地となった地域で、多くのイスラム教徒の学者や著名人がこの街に増え、のちに大図書館がこの地域に建ち、10世紀には世界最大の人口の町となったほどです。

しかし、キリスト教レコンキスタにより、1236年フェルナンド3世に征服され、徐々に侵略が進み、15世紀にはもともとその地域にいたイスラム教徒が追い出されたため。そういった2宗教が混ざるという珍しい建築物が多く残っています。

 

なので

建築物の構造がキリスト建築の特徴とイスラム建築の特徴が混ざっているものが多いため、多くの建築物が世界遺産に登録されています

 

 

マドリッドからの行き方

 

方法は二つです。

一つ目は電車、

二つ目はバスです。

 

正直、電車をお勧めします。

 

今回私は往復バスで行ったんですが、いや~~きついですw

休憩はそれぞれ2回ほどで、時間帯によっては渋滞に巻き込まれ到着時間も大幅に遅れます。

ただ、金額面では電車に勝てないのは確かですがw

 

 

バス・電車

多くのバスが運行しており、今回私は多くのサイトをチェックできるこちらのサイトを使用しました。

https://www.goeuro.es/

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こちらのサイトはスペインの航空会社からバス会社・Renfeまでまとめて検索してくれる便利なサイトです。

一発で飛行機・バス・電車の最安値が分かるので、旅行のたびに利用しています。

若干うっとうしいのが、ホテルのサイトも一緒に開いてくることがありますw

それ以外特に問題はないですし、一発で検索できるのも便利♪

Renfeのサイトを開いていちいち検索して可能な時間を探して、支払いページに行かずに、こちらのサイトを通して支払いもすべてできるので、◎です。

Paypalも対応しているので、JCBカードしかもってない人でも支払いができるので安心♪

 

デメリットがあるとすれば、Renfeなど直接サイトで支払いをする場合、祝日などは割引などが適用されたり、スペインに住んでいる人は家族割引などがあるので、こちらのサイトを通すと割引などは表示されないので、観光者向けって感じです。

 

現地に住んでる私でも特に割引対象になったためしがほとんどないので、気にせずいいかなって印象です。

母の日に母の日割引ってのやってたな。。。ぐらいの感覚です。

 

大体片道

バスが20€

電車が60€程です。

 

 

バスも電車もターミナルが同じ場所にあるため、どちらで行っても同じ場所に到着します。

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コルドバ旧市街から若干離れているため、到着次第歩いていかなければならないので、前もって場所を把握しておくことをお勧めします。

 

到着場所は

 

 

 

メスキータ(Mesquita)

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スペインに現存する最大のモスクです。

モスクとはイスラム教の礼拝堂。スペイン語でメスキータと呼び、ひざまずいて礼拝する場所です。

 

こちらの建物は2宗教の建築構造が混ざっていることで有名で、

記事最初にも書いたように、

もともとイスラム教徒のアブデラマン一世の時代に建設された建物でしたが、レコンキスタによりカトリック教徒に追い出さられ、カトリック教徒が権力を握ったことにより、メスキータの中にイスラムキリスト教の2宗教が同居するという珍しい建築物です。

 

メスキータは3つの構成からなり

①回教の塔

②中庭・オレンジコート

③礼拝の間

から成り立ちます。

 

②は上記の画像を見ていただくとわかるように緑のある部分が中庭になります。

中庭には沐浴の場とオレンジが植えられた木々で構成されます。

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沐浴の場は礼拝者が身を清め礼拝の間へ進むための場所としての役割を担っています。

 当時はオレンジの木ではなく、ナツメヤシ・月桂樹の並木でした。f:id:ryo1192:20170713100828j:plain

みんな暑いのでここで水筒に水を汲んだり、顔を洗ったりしてました。

ある意味身を清めていましたねw

 

③・礼拝の間はカラフルな柱で有名で、こちらの柱がイスラムキリスト教の2宗教が混ざった代表的な建築になります。

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アーチ上部の赤と白の縞模様はイスラム建築です。

こちらの建築構造はメリダのローマの水道橋を参考に作られており、様々な場所や時代の建物から転用されたものになります。

 

しかし、寸足らずになってしまったので10m高い天井を支えるための工夫で2重アーチになったといわれています。

 

最初から普通の柱にすればいいのにとか思ってしまいますねw

 

これらの柱の延長線上に②オレンジコートの木々が規則的に配置されています。

 

歴代の王達により、礼拝の間の改築・拡張が行われ続け、

現在の外周175×135ⅿ 収容量2万5千人

の形になりました。

メスキータは10ⅿの壁に囲まれているんですが、その改築ごとに破壊し作り直していたそうです。f:id:ryo1192:20170713100819j:plain

Wikiにメスキータの変貌があったので、ご覧ください。

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最初に比べる4倍近く改築されているのが分かりますね!

 

 

場所    Calle Cardenal Herrero,114003 Cordoba, Spain

番号    +34 957 47 05 12

営業時間 

     午前 8:30 - 午前 11:30
     午後 3:30 - 午後 6:00
     月 - 土
     午前 10:00 - 午後 6:00

 

 
  ローマ橋(Puente de roma)

 
コルドバ旧市街の北に位置します。橋に16のアーチの装飾があるのが印象的です。ローマ時代に作られたので、ローマ橋と名づけられました。
 
何度も破壊されており、その都度作り直し、以前は装飾のアーチも15.14個の時もあったそうですが、再建され現在の16個になったそうです。f:id:ryo1192:20170714000433j:plainカラオラの塔が橋の南側にあり、北側にはアルモドバル門があります。昔から南側から川をわたりコルドバに入るための大事な橋として役割を果たしてきました。コルドバの南には大きな川がありグアダルキビル川があり、その上に架かっています。
 
 今でこそ、多くの橋がその川に架かっておりコルドバに簡単に行くことが出来ますが、20世紀までローマ橋以外なかったというのも驚きです。 
 

カラオラの塔(Torre de la Calahorra)

 
f:id:ryo1192:20170714000805j:plain ローマ橋に書いたように橋の南側にあります。イスラム時代に建設され、現在はコルドバの歴史を知るための重要な博物館として運営されていますが、長い歴史の中で多くの役割を担ってきました。
 
 上記に20世紀まで橋がなかったと書きましたが、戦争や暴動などから橋を守るために砦としての役割を担ってきました。
 
橋から見る塔は一見何ともない博物館のように見えますが、裏側は当時の名残を残すような砦らしさも残っています。f:id:ryo1192:20170714000912j:plainまた南からコルドバに入ってくる人への税の徴収の役割も担っていました。 どれほどローマ橋とカラオラの塔は重要な役割をコルドバで担ってきたかが分かりますね!  
営業時間 5~9月
     10:00~14:00、16:30~20:30
     10~4月
     10:00~18:00
住所   Puente Romano s/n Plaza Santa Theresa, Cordoba
入場料  4.5€
アルモドバル門 橋の先にあるのでプエンテ門とも呼ばれ16世紀に建築されました。地元の人には間違って羅生門と呼ばれているが、実際は羅生門ではないのでご注意を!それでも歴史ある古い貴重な建設物でこの門はかつてアラブの城壁でした。f:id:ryo1192:20170714000443j:plain サン・ラファエル勝利の像 メスキータからローマ橋の途中にあります。コルドバの町をペストから守ってくれたという伝説の守護聖人の像です。f:id:ryo1192:20170714000549j:plainとても大きく存在感あふれる建物ですので、ローマ橋から見えるので見逃すことはないと思います。像の元には花が献花けられています。ローマ橋に続いて当時のローマ時代を知るための大切なモニュメントでもあります。 ユダヤ人街この地域にユダヤ人が住んでいた為、ユダヤ人街と呼ばれています。この地域一帯には白壁に花が飾られた観光スポットがいくつもあります。
 
 

 シナゴーグ

 https://andalusactual.files.wordpress.com/2013/05/sinagogacordoba.jpg
 
シナゴーグと呼ばれるコミュニティーの中心の場であるユダヤ教の会堂もこの地域にあり、1315年に建設されました。
 
この時代に作られたシナゴーグは現在3つしかなく、
唯一のアンダルシア地方のシナゴーグになり、歴史を知るとても貴重な建築物になります。
残り2つはトレドにあります。 
 
花の小道白壁に青色の植木鉢が映え何ともお洒落な印象を与えてくれる場所です。多くの人が持つコルドバのイメージはここの花の小道になります。
f:id:ryo1192:20170714001606j:plainf:id:ryo1192:20170714000949j:plain 言葉の通り、花の小道です。本当に狭く、人がすれ違うのに譲り合いをしないといけないほどの幅です。
 
観光客が多い際にはその小道で写真撮影をする人が多くほとんど通れないことがあります。
私が行った時は案の定、中国人の団体さん達が写真撮影をしていて通れないし、写真を撮っても中国人が必ず写ってるし・・・と散々な目に合う場合もw 
 
時間をずらして頃合いを見計らってみたり、休日を外してみて訪れてみるといいかもしれません。
それほど写真を撮る価値はあると思いますので、根気よく写真撮影タイムに挑んでみてください♪  
 

コルドバ城壁/アルモドバル門

 

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コルドバ城砦都市として繁栄してきたため、街を守るための城壁として囲まれていました。 

門から入った街並みの印象城壁の巨大さ・重々しい印象の落差が激しいため、一歩中に入ると本当にこの街は砦だったのかと疑いたくます。

コルドバ旧市街の西側に位置し、ビクトリア公園の目の前にドンとそびえ立っており、南北に続いています。

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城壁の周辺には噴水や池などがあり、人々が集まる憩いの場所として親しまれており、休日には犬の散歩や家族のピクニック場所として多くの人が集まっています。 


この周辺を歩くとまるで中世にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ること間違いなしの風景がそこかしこにあるので、こちらもおススメの観光スポットなので、一度訪れてみてください。

 

食べ物

コルドバは結構広いのですべてまわるのに

2、3時間ぐらいかかるかと思います。

一通りぶらぶらっと回って私がそのぐらいでしたので、じっくり見たい人は一日見て回るかと思います。

休憩がてらコルドバ料理も忘れずに食べてみてください♪

 

コルドバで私がおススメ郷土料理は

  • オックステールの煮込み
  • サルモレホ

の二つです。

 

オックステールの煮込み

 

オックステールとは牛の尾の部分の煮込み料理。

牝牛の尻尾周りのお肉をシチューのように煮込んだ料理です。

闘牛などで有名なアンダルシア地方ならではの郷土料理ですね♪

 

バルによっては小皿で出すところもありますが、大半のレストランが2人前からの注文で大皿で出すところが多いです。

1人で食べるには結構な量なので、グループで頼んだりすることをおススメします♪

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結構ボリュームがあり、すぐにお腹がパンパンにw

見た目硬そうなイメージのお肉ですが、しっかりと煮込んであり柔らかく食べやすい。

しっかりと中まで味がしみ込んであり、私の印象としては、ザ・肉!!って感じでした。

結構おなかにたまるのでシェアすることおおススメ♪

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初めて知ったんですが、牛の尻尾にも骨があるんですね!

しかも背骨みたいな形の骨。

 

 

サルモレホ

 

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トマトの冷製スープ

一見ガスパッチョに似てて勘違いしそうですが、

ガスパチョトマトのほかにピーマン・玉ねぎなどの野菜を入れるのに対し

サルモレホはトマトオンリー

 

加えてガスパチョはビネガーをサルモレホより多く入れるのが特徴的です

なので、柔らかい優しい味で、ちょっぴり酸味が効いているサルモレホは暑いアンダルシア地方ではピッタリの料理♪

 

しかし、私はレストランでオックステールとサルモレホを一緒に頼み、二品とも同時に来たので、ガスパチョがオックステールに付け合わせで来たのだと思い食し、

すべて食べ終わった後に

 

まだ、サルモレホ来てないんだけど・・・

 

とアホな質問をしてしまいました。。。。

 

店員さんは丁寧に

 

君が食べていたのがサルモレホやでwwww

 

サルモレホはガスパチョにすごい似ているけど、ガスパチョほど酸っぱくなくさわやかな味だから食べやすいんだ。

食べやすかったろう?

 

めっちゃ恥ずかしいいいいいいいい

 

ということがありましたので、皆様も間違えずにサルモレホとガスパチョの違いを見比べてみてくださいw

 

まとめ

 

コルドバは歴史ある建築物が多いので飽きることなく一日中見て回れるほどの大きさです。

建築物だけではなく、街並みもおしゃれですので、退屈しない観光スポットになると思います。

ただ、暑いので水分補給は忘れずに♪